【彽】 8画 彳(5) 1級
[音] | テイ |
[訓] | たちもとおる |
《意味》
たちもとおる。行くにいけず、うろうろとする。
「低」に書き換えられるものがある。
【彽徊】ていかい
もの思いにふけりながら行きつ戻りつすること。
「池の周りを彽徊する」
「徘徊」
「低回」に書き換えられる。
【彽徊顧望】ていかいこぼう
行きつ戻りつして前後を振り返るさま。心ひかれてあちこちを見回すさま。
「彽徊」は「低回」「低徊」とも書く。
【彽徊趣味】ていかいしゅみ
俗世間の煩わしい物事を避け、ゆとりのある気持ちで人生を生きようとする態度。
夏目漱石が高浜虚子の短篇小説集「鶏頭」の序文で用いた言葉。
「彽徊」は「低回」「低徊」とも書く。